院長ブログ
夏をあきらめて(SASまたは研ナオコ)
寒くてつまらない夏の日が続いてますが、このまま秋になってしまうのでしょうか。そもそも私の宮城県の夏の印象は、ゴールデンウィークが過ぎるといきなり暑い日が始まり『このまま熱暑に突入か―!!』と思いきや、7月中旬に梅雨だと言っては寒い日が続き、『あれれれ』と思ってるうちにお盆が過ぎ夏も終わるというものです。今年もどうやらこのパターンですね。
この天候不順と湿気を喜んでるのは田んぼのカエルたちでしょう。先日車で用事で出かけた際、発車して間もなく車のサイドミラーを見るとなんとその上に小さなカエルが…。気にせず走り続けたところスピードが上がりますから前からくる突風でそのカエルはのけぞりミラーのエッジにしがみつくような格好になりました。まさに『ミッション・インポッシブル』のトム・クルーズ状態です。それを見て『お、お、お、おまえ大丈夫か!!』と思わず叫んでしまい、このまま振り落して轢かれたら大変だとばかり反対車線の路肩に駐車し(写真)、草むらに向かってフーッ!!と吹き飛ばしました。
本当に人騒がせなカエルでしたが、でもどうやってサイドミラーまでたどり着けたのでしょう。どう考えても不可能(インポッシブル)な仕事(ミッション)ですよね。
楽天 絶体絶命 大丈夫なのか!?
参りましたね。こんなに沢山の選手が怪我で登録抹消されるなんて。困りましたね。楽天が出来たばっかりの頃みたいです。あの頃は岩隈と礒部だけいたってどうにもなんないだろうって感じでしたが、今は則本とウィーラーだけいたって無理だろうって、まさにお先真っ暗です。1人、2人なら茂木の代わりは島内、岡島の代わりは聖沢くらいはいけますが、じゃあペゲーロ、今江、松井裕樹の代わりはどーすんのって、もう最悪。今までが順調すぎて順位が下がってきたらグダグダ書こうかと思ってましたが、まさか怪我人続出でブログるとは--。岡島、ペゲーロが抜けてもアマダーが調子出てきたしうまいことにクルーズ も加わってなんとかごまかせるかなと思ったら松井裕樹と今江の負傷。そしたら今まで1敗(11勝)しかしてないオリックスに連敗。これが負の連鎖、負のスパイラルって言うんでしょうね。でもレギュラーの怪我で控えの選手が大活躍して救世主と呼ばれる「阪神 新庄」のような歴史は何度となく見てきましたので冷静に見守っていきたいと思いますけど。うーーーんでも痛いなあ。ソフバンは相変わらずの勝率で迫ってきてるから。
歯科医師の使命⑱
テーマは『温故知新 先人達に学ぶ ー補綴で最も大切なものは何かー』でした。これまで数々の名声を得た田中先生ですがさすがに高齢となり前抄録でも「レジェンド」と紹介され、約30年前自分がガンガン指導されてた時期を思い出すにつけ時の流れを感じた瞬間でした。田中先生の専門は歯科補綴学の中でも習得が難しいと言われている総義歯(総入れ歯)学です。他の領域と比べこの総義歯学の難しいところは数字やデータで表現しずらいところです。もちろん確立された理論はありますがそれを各個人(患者さん)で表現するのは難しく、学生や他の歯科医師に指導、教育するののも難しいと思います。ですから多くの臨床経験を積んでもなかなか患者さんの満足を得られにくい、いわばアナログ的な領域とも言われます。そのためデータで表現する論文には向かないため業績として評価され難く、いかに素晴らしい総義歯を作れても、卓越した指導者(歯科医師)として認められにくい様な気がします。当然これほど総義歯で苦しんでいる患者さんがいるにもかかわらず、歯科医師自身も総義歯という領域で苦労しているのが実情だと思います。
特急ツバメ
5月22日、JR仙台駅1階入り口の「仙台駅」の表示の上にツバメが巣を作っているのを発見しました(1枚目写真)。その数日後TVのニュース番組でツバメの話題があり、ツバメは渡り鳥で(知りませんでした!)、南から日本に移動して巣を作りますがその時期を桜の開花前線と同じように日本の地図上に表示されてました。それによると確かに宮城県は5月20日ころでした。
またツバメはいずれ南に帰りますが日本に戻ってくるときはまた同じ巣に帰ってくるそうです。これに対しスズメは異なる環境に営巣するようですが、最近の耐震建築によりスズメが営巣しやすい好立地が少なくなってしまい、なんと冬の間空いているツバメの巣を乗っ取ってしまうらしいです。鳥の住宅事情も厳しいですね。
2枚目の写真(6月6日)は巣でうずくまっている様子ですが卵を温めているのでしょうか?3枚目(6月23日)は巣の縁にたたずんで時折飛んで行ってはすぐ帰ってきますがもしかしてヒナは生まれたのでしょうか?
このSLへの思いは興味ない方にはまず理解できないでしょうね。「ゆとり」「さとり」の「機関車トーマス」世代ならわかってくれるでしょうけど。
歯科医師の使命⑰
6月10日は栗原市歯科医師会が主催する「歯と口の健康週間講演会」が栗原市志波姫のエポカ21で開催されました。演題は「オーラルフレイル」~超高齢化社会における歯科保健のフレームワーク~で講師は東北大学大学院歯学研究科 口腔機能形態学講座 加齢歯科学分野教授の服部佳功先生でした。その主な講演内容は・・・
人間には寿命がありますがもう一つ健康寿命というものがあり、人の助けを借りずに生きていける、つまり要介護になる直前までを言います。その直前の要介護の危険が高まる状態(虚弱)が「フレイル」です。フレイルから健康には戻りやすいのですが、要介護からフレイルに戻るのは容易ではありません。
さらにこのフレイルの悪化には悪循環があり、『サルコぺニア(筋力、量の低下のこと)』が起きて『食欲不振』となり『低栄養』となってまた『サルコぺニア』がすすみ要介護に向かうというパターンです。ですから最低でもこのフレイルの時点にとどめておくことが最大の課題と言われています。
特に歯科ではここの低栄養にしないという点で大きくからんでいます。そこで低栄養にならないためには口の働きを健全に保つことが大事ですが、口にもオーラルフレイルという状態があります。これは口に現れる虚弱です。具体的には口の中の不潔、乾燥と噛む力、飲みこみの機能、舌の力、噛む働き、舌口唇運動能力などの低下でこの中のどれか3つが認められると口腔機能低下症と呼ばれ、しまいには低栄養に発展します。
しかしながら高齢者にあっても首から上の筋肉というのは鍛えることはできるそうですし、噛む力が弱いと明らかに介護のリスクが増えるそうなので大いに口の周りを鍛えて筋力をアップしましょう。ただ口の周りのシワを伸ばすのは無理みたい・・・です。