院長ブログ

2017-11-09 14:07:00

歯科医師の使命⑲

 10月29日の日曜日は東北大学星稜キャンパス 星稜オーディトリアムで開催された日本補綴歯科学会 東北・北海道支部学術大会に参加してきました。この支部会は北海道大学、北海道医療大学、東北大学、奥羽大学、そして我が母校の岩手医科大学で構成されています。今回の主幹大学は東北大学ですので、福島はもちろん北海道からもやってくるという事になります。当たり前のような気もしますが、東京の支部ですと電車ですぐの大学だけだったりしますので東北・北海道支部というのはいかに広いかということがわかります。私も大学の講座にいた頃は学会のおかげで北海道にいくことができましたが、それ以降行ったことがないほどです。
 さて学会とは日常臨床に行き詰まりそうな時に刺激を求めるには良いところです。「入れ歯よりうまく噛める方法はないのか」とか「こんなに歯を削らなくてもいい方法はないのか」という日常的な事でありながら超難しい問題を根本的に解決することはできませんが、『こうすればもっとうまく行くかもよ』的なことを教えてくれます。なんせその筋の専門家の集まりですから『そんなこと俺でも知ってるさあ』というものもありますが『それはいい考えだ!』と気付かされることばかりです。また会場は岩手や福島、北海道の匂いもしますし日常の臨床からも離れるので学会はプチ・トリップです。
 ところで北海道のお土産といえばいつも「白い恋人」でしたが、昔のフランシス・レイの映画音楽は「白い恋人たち」で桑田佳祐のヒット曲は「白い恋人達」、吉本興業のパクリのお菓子は「面白い恋人」って…、よくわかりませんねえ。