院長ブログ
えっ!?危なかった。
ほんと困りますほんと困ります。新聞読むだけで大変です。
オリンピックは楽しいし面白いですね。日本人が活躍すればするほど何度も何度も繰り返し新聞やスポーツ番組を観ます。オリンピックネタなんてガチ過ぎて書くつもりはなかったんですが、やっぱり書いてしまいました。
よく「追う者の強み」とか「チャレンジャー精神」とか言いますが、それは気持ちではそんな考えはみじんもないくせに、負けてもともとという姿勢を作ればメンタル的には楽だからよくそう言うのでしょう。逆に「ディフェンディングチャンピオン」という言葉には追われるものの苦しさが感じられます。そういう連覇するトップアスリートは4年に1度のオリンピックとオリンピックの間どうやってモチベーションを維持するのでしょうか。まあ並みの精神力では無理だと思います。
そして高校野球はと言えば、ベスト4に残るのは横浜、履正社、花咲徳栄、智弁あたりではないかと予想しましたが全部外れてしまいました。最近の夏の甲子園と言えば複数のエース級投手を擁して継投や先発を使い分けて優勝を目指すのが一般的となっていますが、皮肉にもこれらのチームは(智弁は別)第二エースを先発させたものの、打ち込まれてあわててエースを投入したものの時すでに遅しで敗退してしまいました。高校野球は決勝まで試合数が多いものの、1試合、1試合が明日なき戦いですからやはり難しいですね。あさってはいよいよ決勝戦です。また新しい歴史が作られるのが楽しみです。
最強の食品は何?
これはよく雑誌やテレビで見かける特集で、きまって聞くのはニンニクとか牡蠣ですが、自分的にはトマトですね。子供の頃、夏のおやつといえばトウモロコシ、キウリ、そしてトマトでした。ただキウリには味噌、トマトには砂糖をつけて食べていました。(砂糖?それでも歯科医師?でも子供の時は歯医者ではないですから。)
で、トマトは特に好きでも嫌いもありませんでしたが、まだ幼稚園児だった時、トマトの缶ジュースを何気無く飲んでしまいました。それがオエッとなるくらいマズくて、その時はもう一生トマトジュースは飲むことはないだろうと思いました。さて月日は流れ受験生になった時、食事も不規則で時間もないのでどうしてもレトルト系に頼りがちでした。野菜もうまく摂れませんから、悩んだ挙句やむなくトマトジュースに手を出してしまいました。薬を飲むつもりで飲んだところ「あれ?うめえ!なんで?」と幼い頃のイメージとあまりにもかけ離れていることに仰天しました。ただ好んで飲むほどではありませんでしたが、苦手な飲み物ではなくなったのは確かです。
やがて大学に入学しお酒を飲む機会が増えてきました。アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに分解され排出されます。これが体内にいつまでも残っているのは良くないのですが、この分解と排出を促進するのはトマトジュースなのです。当時カゴメのCMで「お酒を飲んだ翌朝は~カゴメトマトジュース」なんてのがテレビで流れてましたから、再び薬感覚で飲んだわけです。そしたらなんでもない時に飲むより、酒を飲んだ朝の方が圧倒的に美味しく感じられました。酔いも早く覚める気になって「こりゃあいける!トマトジュースがあるから今日も飲める!」とわけのわからない論理で飲んだ日もありました。その後酒を飲んではトマトジュースを飲むパターンが続きましたが、なんでもない時にも良く飲むようになり今では飲酒にかかわらず毎日飲んでいます。
さて酒の解毒作用でしかありがたみを感じていなかったトマトですが、実はめちゃくちゃ凄い食品のようです。そもそも食品の専門家ではないので耳学問ですみませんが、トマトにはがん予防、動脈硬化予防、血糖値の改善、胃酸中和、認知症予防、喘息の症状緩和、解毒効果等々いっぱい優れた働きがあります。あるTV番組でお医者さんを対象にしたアンケート調査で、健康のために摂っている食べ物は何かという問いに対して、トップはトマトだったそうです。その結果もうなずけますね。最後に極めつけの素晴らしい効果をもうひとつ。東京農工大学の研究によりますと、トマトに大量に含まれる『リコピン』という成分が骨の破壊を抑制する働きがあるということです。これは骨粗鬆症の予防につながるのはもちろん、歯周病の予防にも大きな効果が期待されるということです。やっぱりこれでトマトがナンバーワンでしょ!
ところでトマトは「果物」でしょうか「野菜」でしょうか。昔アメリカでこのことについて壮絶な裁判がありました。そんなことどうでも良さそうですが、当時果物と野菜では関税が相当違ってたそうです。トマト業界は利益が上がる「果物」と主張したらしいですが、やっぱり「野菜」って判決が出たようです。そりゃそうでしょ。あの幼稚園児だった時に飲んだトマトジュースは絶対フルーツではありません・・・。
規格外 論外 予想外
徒然(つれづれ)なるままに
写真は2、3日前午後7時頃の栗駒山方向の夕焼けです。無料で見られる自然の壮大なショーですね。夕焼けがあれば朝焼けもあります。どちらも綺麗で心に訴えるものがあります。朝焼けの日は雨、夕焼けの次の日は晴れなんて言われてますが、どっちが好きかと聞かれれば夕焼けですね。イメージ的に朝焼けはこれから仕事だという心理と重なってリラックスできませんね。しかも朝焼けなんて早起きしなければ見れませんし、学生時代は硬式野球部だったのですが夏の合宿は特に地獄で、朝も早くに散歩から始まります。今日も練習が始まるんだと思うと気が重く、その度に朝焼けを眺めていたので今でもトラウマになっています。
それにひきかえ夕焼けは時間的に仕事帰りが多く、さあてこれから何しようか、まずはイッパイか、という開放感も相まって夕焼けが祝ってくれてる気分になります。その昔、ミスタートワイライトのBobby CaldwellのCDを聞きながら夕暮れの時間を過ごすのが一番の贅沢でしたが、そのうち夜になってしまうとテンションが下がってしまうのは何故でしょうね。
今回はさもない話を徒然なるままに書いてますが、鎌倉時代からこの徒然という言葉はヒマだって意味で使われています。宮城ではヒマな時は「とぜん」と言いますよね。なんと「徒然」のことなんですね。これを教えてくれたのは高校時代の古文の先生ですが、都落ちした人たちが東北に逃れこの地域に京の言葉を広めたらしいです。でも宮城でヒマなシチュエイションで使う言葉はなんつっても「ひまたれ」でしょう。