院長ブログ
歯科医師の使命⑪
介護保険は医療保険と同様にかかった費用の何割かを保険で払ってもらう仕組みです。しかし医療保険と大きく違うのは、その人の介護の手間の大きさによって保険で払ってもらえる限度額が違ってくることです。例えば歯医者だったらどこまで治してもかかった医療費に対してその人の負担割合(1とか3割等)を支払えば良いのですが、介護保険では介護の手間(介助)が多い人ほど限度額が高くなってきます。この介護の手間の程度を表すレベルが軽い人から要支援1、2、重くなるにつれ要介護度1から5となっていきますが、これを決定するのが各自治体が開催する介護認定審査会です。構成員は医師、歯科医師、薬剤師、看護師、介護福祉士、ケアマネジャーなど主に医療、福祉関係者です。
介護認定を申請すると調査員が出向いて身体や介護の状況を調べそれを莫大なデータを持つコンピュータが機械的に1次判定をし,それを人間である我々審査員が最終判断します。この判断がその申請された方の支払い限度額を決定しますから、審査する側としては相当慎重になりますが、それよりもその調査内容を拝見するにつけ介護の大変さ難しさを痛感させられることの方が大きいですね。

デフレとお弁当
今日のお昼ご飯はむかいのAコープさんのお弁当です。中身は写真に写ってるとおりです。ハンバーグに鳥の唐揚げ、ナポリタンとウインナーソーセージ、漬物2種類と蒲鉾とせん切り野菜、それと梅干とごはんです。これでいくらだとお思いですか?
そのまえに日銀は年2%の物価上昇を目指していますが、なかなか黒田さんの思惑通りにいきませんね。石油をはじめとするエネルギーの価格下落をはじめ食料品の上昇率鈍化によって物価指数が7か月連続前年同月比下落だそうです(河北新報10月29日)。物価が上がって収益が上がり給料が上がって消費して景気が良くなるという構図なんですが、消費支出までも7か月連続下落だそうです(同)。さらにせっかく安倍内閣になって円安に振れたと思ったら、英のEU離脱で簡単に円高になってしまいました。どうも為替というのは日本単独の力は1割程度の要素でしかなく、残りの9割は海外の政情や投資家の力が影響するみたいです。
ところで歯医者と景気のつながりは何かというと、景気が悪くなると医療費をケチりたがるために治すべき疾患があるとわかってても、いろいろな病院に行くことをためらってしまう人が結構いることです。病気をそういうことで放置して悪化させるのは、ちょっとやるせないですね。早く真の好景気が来てもらいたいところです。
さて日銀はデフレ(物は安くなります)から脱却しつつあると言ってますが、どうでしょう。このお弁当、実はなんと300円なんです!おーっと。こー書いてしまうとこれを見た皆さんがAコープにお弁当を買いに集まるのでしょうか。そうすると弁当は値上がりしてしまいます。良いんだか、悪いんだか…。
敗戦の将、兵を語らず。やじ馬は大いに語る。
でも、楽天のスタイルも決まりそうな気がします。どうせ緻密な野球はできませんから当たり外れの大きい超攻撃的な戦法でいきましょう。相変わらず投手陣はパッとしません。エースの則本でさえ終盤は大量失点の続く不甲斐ない状態でした。梨田監督自ら則本の起用方法を反省しているくらいですから打たれることを前提に考えなけえななりません。そこに持ってきて8月はなんと勝率リーグトップでした。それを叩き出したのはこれまた8月の本塁打リーグトップの打線でした。そもそも外人選手は誰が4番打ってもおかしく無いくらいの選手が揃いましたからね。ウィーラーは春に予想した通り日本の野球に慣れ、打って欲しいときに打ちますし性格も良いです。今年の年棒が4000万ですからはっきり言って「お試し価格」の選手です。来年の年棒は倍増するらしいですがそれでも1億行きませんからしばらく頑張ってもらいたいです。それとペゲーロもクリーンナップを常時任せられるくらいすごい打ちます。ただ引っ張りが多いのと守備に難点があるのが課題でしょう。アマダーは体重がリーグナンバー1で、これまで同じ触れ込みで失速した選手は山といますがこの選手はちょっと違いますね。変化球にもついていけるしほんと遠くに飛ばします。でもよく怪我しますが。もう一人ペレスは相当日本に溶け込もうとして努力していい人間なんですが、いかんせん極端なオープンスタンスとバットのヘッドがインに入っているためなかなか日本の変化球について行けません。他の3人は残留決定ですが彼もいてほしいですね。過去のユーキリスやゴームズみたいに来たと思ったら怪我して帰国。そのあとすぐ引退 ⁉︎ 何じゃそれ?って痛い目を見たのが懐かしいですね。
ただ野村元楽天監督は常々究極の野球のスコアは1対0であると説いています。ピッチャーが0点に抑えれば得点は1点で良いということで、まあ間違いでは無いですが見ててつまらないですね。そもそも楽天のチームカラーが「そつが無い」なんて似合いませんから、そんなことやめましょう。今はとにかく打って打って打ちまくるそれでいいですよ。ちょうど梨田監督が近鉄バッファローズで「いてまえ打線」を率いたように。梨田監督はいままで近鉄と日本ハムでいずれも就任2年目で優勝しています。何とか来年は楽天に優勝してもらいたいですね。
ところで梨田監督がまた近鉄時代のような猛爆打線を楽天で完成させたら何というネーミングになるのでしょう。大阪で「いてまえ」ですが東北だと「このつきしょう打線」か「おだずなよ打線」でしょうかねえ。
美しきカリブの海へ
キューバはもちろん行ったことはありませんがとても興味がある国です。以前キューバを特集した本「TRANSIT 24号」も読みました。キューバと言えばキューバ革命とキューバ危機ですね。今から40年以上前の高校生の時、キューバ革命のヒーロー『ゲバラ』を主人公にした映画を見に行きました。当時大ヒットしたブルース・リーの『燃えよドラゴン』と同じノリで見に行ったくらい我々には大きな話題でした。
そんな東西冷戦時代の国際舞台で主役を演じたキーパ―ソンだったキューバですが、実際には観光と農産物でしか外貨を稼げない小国だったらしいです。結局今に至り、共産主義の衰退で取り残されて経済が立ち行かなくなり、かつてのカストロ議長も引退し現在トップの弟によってついに昨年54年ぶりにアメリカとの国交回復をすることになったわけです。まあ本来の『美しきカリブの島』に戻りつつあるってことですかね。