院長ブログ
デフレとお弁当
今日のお昼ご飯はむかいのAコープさんのお弁当です。中身は写真に写ってるとおりです。ハンバーグに鳥の唐揚げ、ナポリタンとウインナーソーセージ、漬物2種類と蒲鉾とせん切り野菜、それと梅干とごはんです。これでいくらだとお思いですか?
そのまえに日銀は年2%の物価上昇を目指していますが、なかなか黒田さんの思惑通りにいきませんね。石油をはじめとするエネルギーの価格下落をはじめ食料品の上昇率鈍化によって物価指数が7か月連続前年同月比下落だそうです(河北新報10月29日)。物価が上がって収益が上がり給料が上がって消費して景気が良くなるという構図なんですが、消費支出までも7か月連続下落だそうです(同)。さらにせっかく安倍内閣になって円安に振れたと思ったら、英のEU離脱で簡単に円高になってしまいました。どうも為替というのは日本単独の力は1割程度の要素でしかなく、残りの9割は海外の政情や投資家の力が影響するみたいです。
ところで歯医者と景気のつながりは何かというと、景気が悪くなると医療費をケチりたがるために治すべき疾患があるとわかってても、いろいろな病院に行くことをためらってしまう人が結構いることです。病気をそういうことで放置して悪化させるのは、ちょっとやるせないですね。早く真の好景気が来てもらいたいところです。
さて日銀はデフレ(物は安くなります)から脱却しつつあると言ってますが、どうでしょう。このお弁当、実はなんと300円なんです!おーっと。こー書いてしまうとこれを見た皆さんがAコープにお弁当を買いに集まるのでしょうか。そうすると弁当は値上がりしてしまいます。良いんだか、悪いんだか…。