院長ブログ
一年の計は…
(俗人の声:ふんふん。)
一番苦手な採血は、看護師さんがあまりにもスピーディで、こっちが偽装弱音を吐く間も無く終了しました。採血さえ乗り切ればこっちのもの。もう一日が終わったようなものでした。
(俗人の声:うんうん。)
検査はスイスイ進み、出てきた検査結果は前回と比べ2、3の項目で落ちていました。こういう時ってどうしても『あん時の焼肉の影響かあ?』とか意味ない原因を想像します。
(俗人の声:まさしくまさしく。)
最後は検診医の診察です。先生のお言葉はぼつりと「取ってるカロリーの割に運動不足でしょうね。」でした。『んだべんだべ。どうせそう来るってわかってだっちゃ。』という内心に反し「そうかあ。」と曲った口から漏れました。
(俗人の声:あるある。)
そして、明日から次の健診までの一年は炭水化物をセーブし毎日運動するぞと虚しい、いや勇ましい決意をしておきながら、お土産にもらった2個のパンを空腹に任せ一気食いしたいつもの健診でした。
(俗人の声:わかるわかる。)
天災は忘れてない頃でもやってくる
横揺れも相当ひどいもので、住居では棚の上の置物が落下し、台所のビン類が倒れました。病院では受付周りの書類が散乱(写真)し、パソコンのディスプレイが床に落ち、随所の備品が落下しました。幸い破損した個所はなく、ストーブは安全装置が起動し、水道、電気は無事でした。体感的には東日本の時ほどではないなと思いつつ、福島県地方の被害を聞き「またか…。」という感じでした。
今回の震源地は東日本大震災のときよりも陸地よりでしたが、元気象庁長官で東北大学特任教授の西出則武先生によりますとエネルギーが東日本時より小さく震源が深かったため海底に変化が起きず、津波は発生しないということでした。地震直後の気象庁の発表では、今回は東日本の余震であるということですが、「まさか!?」でした。これについても西出先生は大きな地震の後は数十年にわたって余震が起きることはよくあり、まだまだ続くというお話でした。
歯科医師の使命㊵
「コロナウィルスは口の中、唾液に多く含まれている。なのでマスクが有効だし、飲食の場も指摘される。一方で利用者側がマスクができない環境に歯科医院がある。大阪には5500もの歯科医院があるが、クラスター発生はゼロ。感染対策の賜物と思うが、何かある。何か?専門家には、是非分析してもらいたい。」
つまり歯科治療は唾液が飛ぶハイリスクな環境でありながら、実はクラスターは発生していないのはなぜか?という率直なツイートです。たしかに治療する直前までと治療終了以降の感染対策はいかに完璧にできたとしても、治療中となると口の中に吸引装置を使用し当院であればさらに口の外にも強力な吸引装置を稼働させますが、飛び散る唾液を完全にセーブすることは容易ではありません。以前から我々歯科医の専門筋より「歯科治療で感染したという報告がない。」と言われてきました。しかしその要因を解明した報告もありません。悪いことが起きる原因を容易に究明されることはよくありますが、逆に悪いことが起きない原因を究明するのは難しいといわれます。例えば日本人は海外の国々よりコロナに感染しにくい何かがあるのではないか、いわゆるファクターXはいまだに不明です。
それにしても歯科治療が感染を拡大させる大きな起点となっていないことは結構なことでしょうが、なぜなんでしょう。それがわかれば感染防止に絶対に役立つのですが…。何かある。
野球好きの言いたい放題
「おー。できた人間じゃのおー。」と感心。ピッチャーというのは元楽天監督の故野村さんの言葉を思い出すまででなく、とかく自分中心でプライドが高い人種が多いと言います。ですから早川投手は逆にそんな優しくて大丈夫かいなと心配です。しかしドラフト下位の選手がよく言う「頑張りたい。」ではなく自分の実力を自覚した自信を基に「早く力になりたい。」と語っているのを聞くと風格すら感じます。
それと絶対的なエースというのは何か特別な力を持っていると思います。それも見えない何か---。たとえば西武のエースだった松坂大輔投手はそうです。松坂投手が横浜高校時代、夏の甲子園準々決勝で17回を投げ、準決勝では本人も含め誰もが投げないだろうと思っていたはずでした。しかし2番手以下の投手が打ち込まれ2点ビハインドで迎えた最終回。テレビで見てましたが、「こりゃ終わったわ。」と敗色濃厚な状況ですから控えの投手をみんな投げさせそうなものなのに、渡邊監督は松坂投手を投入。すると最終回の裏、横浜は息を吹き返し逆転勝ちしました。そして決勝はご存じノーヒッターで優勝。それはエースが投げれば見えない力が試合を変えてくれるという典型でした。
昨年秋の東京六大学は最後の早慶戦で勝ち越した方が優勝でした。この試合もテレビで観戦しましたが早稲田のエース早川投手と慶應のエース木澤投手は前日の試合で投げてましたから2人ともベンチスタートでした。後半1点リードした慶應は木澤投手を投入。リードされた場面なのに早稲田も最終盤に早川投手が登板。最終回、木澤投手が降板した直後逆転2ランが飛び出し早川投手が勝ち投手で早稲田優勝。早稲田の小宮山監督(元ロッテ投手)もプロの時も含めこれまでのどんな勝利より嬉しかった、と話してるように勝利を呼ぶエースの宿命を持った投手なのでしょう。こういうシーンは松坂投手の姿に重なるような気がします。
もしかしてヤンキースがトレードで金を使い過ぎたため、契約がままらなくなった田中将大投手も戻って来れば、楽天はとてつもないチームになりそうな気がします。
雨過天晴2021
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。また、こんなホームページの奥のブログまで見に来ていただいたことに深く感謝いたします。
今年もまだまだコロナ禍が続きそうです。紅白終了後、近くの神社へ初詣でに行きましたが、昨年は賑わっていたのに今年は他に参拝客が全くいなくて『やっぱりコロナなのか。』と驚きでした。
今年は丑年ですが、丑年のたびに思い出すのは、高校の時習った高村光太郎の「牛」という詩です。長編の詩で、「がちり、がちりと自然につっ込み食い込んで 遅れても、先になっても 自分の道を自分で行く」と言う一節もあり、牛は周りのことを気にせず自分なりに前へゆっくり進むと表現しています。これまでは「そんな生き方もあるか…。」程度でしたが、今のこのような状況下では、コロナに振り回されることなく冷静に少しづつ進んでいくしか無いと思わされます。
今年一年皆様のご健康をお祈りいたします。