院長ブログ
喧騒から逃れるために
自粛生活も2年目に入りました。遠出、会食はしないにしてもじっと家にいるわけにはいきませんから、休診の日は人気のない自然に出かけます。先日の休診日は晴天だったので、ウォーキング目的で近くの長沼へ出かけました。駐車場にはちらほら車は止まっていましたが、長沼周辺の歩道を歩いても人とすれ違うことはほとんどありませんでした。
この日もまたオルレ日和(写真1・長沼の上空)でしたので歩道に従って歩けるだけ歩きました。栗原、登米のすごいところは、例えば花山の花山湖(写真2・去年の今頃)や登米の長沼(写真3)の写真を知人に送ると「どこにいってきたの?日本?」と返ってくる美しさと雄大さです。この日も長沼の水面上に広がる青空に圧倒されました。自分が最も好きな風景も海と雲のない空が一体化している夏の水平線です。
よく人が海や湖に行きたがるのは、地球の生物は海で誕生したから帰巣本能だとか、母親のお腹にいるときに羊水の中にいたから水に戻りたいのだろうとか言われたりしてますが、むしろ恐怖だけど海の向こうの未知の世界に行ってみたいと掻き立てられるからのような気がします。海の縄文人や海洋民族の人々の冒険心の根本はそれだと思いますね。またこのような木々の間を歩くと落ち着けるのは、植物の緑に触れると、心の病いや認知症の症状改善に効果があると言う研究を聞いたことがあります。そりゃなんたって光合成で酸素を出してますからね。深呼吸すれば空気がうまいわけです。
つうか皆さん同様コロナから逃げたいのが本音です。