院長ブログ
歯科医師の使命㊳
昨日は往診に行ってきました。往診は自分の車(写真1)でスタッフを伴い往診用の診療機器、器具を積んで主に昼休み時間に出かけます。
今回の患者さんは、要介護で外出できませんが以前当医院に口腔ケアで長く通われてました。その後介護状態になり通院が途絶えてしまったので口腔内が心配でした。しかし春から往診に行ける様になり、寝たきりとは言え、お顔を拝見できお話もできますのでほっとしているところです。前にも書きましたが、かかりつけ歯科医が通院できなくなった患者さんのお宅(施設)にうかがうことで、重症化や介護度の上昇を防ぐことが可能です。
私がこの地で開業して今月で33年が経過しました。当時からのカルテは全て保管しており(写真2)、かかったことのある患者様なら過去の治療内容は全て照会できます。当時赤ちゃんだった患者様も今じゃ同じ赤ちゃんを持つお父さん、お母さんになってますし4世代にわたって診せていただいてるご家族も珍しくはありません。もちろん開業時から現在までずっと診ている患者様はたくさんいらっしゃいます。そう言う患者様が高齢となったりなんらかの事情で在宅となった時、長年口腔内を診ているかかりつけ歯科医がそこまで診に行けることはやはり理想ではないかと思います。
歯科の往診はすでに一般的となっていますので、在宅となったらご相談ください。
女心と秋の夜長
お彼岸も過ぎるとだいぶ涼しくなりますが、秋晴れ(写真1)だったり台風来たりと天気は変わります。昔から「女心と秋の空」とはよく言いました。しかし実はこの語源は当初(たぶん江戸時代)「男心と---。」だったらしいです。確かに演歌世代の自分が聞くムード歌謡の歌詞なんかほぼ全部、気まぐれな男を待つ女心を歌ってます。当事者にしてみれば男でも女でも相手方は気まぐれに見えるのでしょうね。
それとなぜ秋は夜長なのでしょう。冬の方がよっぽど夜が長いですけど、暑くもなく寒くもなく活動できる時間帯が長いからでしょうね。私も布団に入ってから眠るまで時々長いと感じることがあります。そんな時は好みの曲をオススメしてくれる便利なYouTubeで歌を視聴して寝ます。一昨日は1日の終わりをイメージして別れの女心を歌った平浩二さんの「バスストップ」(写真2)を聞きました。眠るつもりが『こりゃ昭和の名曲だなあ。』と脳の血流が上がってしまいました。その次に同じ浩二でもリストに出てた玉置浩二さんの「メロディ」を聴きました。彼はこの曲で少し前にテレビでやってた『東京藝大生が選ぶ「歌の上手い歌手」ベスト10』にランクインしてました。この時はライブを見たのでその迫力と臨場感でますます目が冴え冴え。そろそろ寝ないと焦りつつATSUSHIさんの「糸」を聴きました。ご存知中島みゆきさんが作った唄で、菅田将暉君と小松菜奈さん主演で映画にもなっているあの名曲です。サビの歌詞は「縦の糸はあなた 横の糸は私」ですが、こんな緻密な話は秋の空みたいな心の男と女にゃ無理だろーとまどろみつつ、長い夜はふけていったわけです。
あるある失敗集
コーヒーは毎朝飲みます。ただ前にもここで書いたようにコーヒーはいつも一気飲みです。牛乳を入れたカフェオレって言いたいのですが、朝は忙しいのでホントのカフェオレのように熱いコーヒーとミルクを同時に注ぎゆったり飲む、なんてことはできません。熱いコーヒーに冷たいミルクを飲み頃の温度に冷ますかのように入れて一気飲みするっていうか…。
先日朝、そのコーヒーを作る時新しい牛乳パックを開けなければなりませんでした。開ける部分は「開けぐち」と書いてある側だとわかっていましたがこっちは急いでるし、どっちでも構造は一緒だろうと反対側を開けてしまいました(写真1)。しかしこれは大きな間違いで、きれいに開口せずぐちゃぐちゃになってしまい、注ごうと思った牛乳が周りに飛び散ってしまいました。よくありますよねえ。
焦ってテイッシュで拭こうと思ったらそばのティッシュ箱は空っぽで、新しいティッシュを開けました。早く1枚サッと取ろうとと思ったら、10枚ぐらいごそっと取ってしまいました(写真2)---。ないですかこんな事?
ところでコーヒーとミルクを混ぜる飲み物ってカフェオレの他にカフェラテとかカフェモカ、カプチーノとかってあるようです。コーヒーのいれ方とかミルクの比率や泡の量で決まるらしいのですが、自分は一気に飲むので(クドイねもー)どれでも同じです。
歯科医師の使命㊲
この『か強診』とは---
医科でも歯科でも患者さんに日常的、定期的に診てくれるかかりつけ医がいて他の病院とも連携をとり、もし在宅での医療が必要になっても往診の体制ができていればその患者さんの重症化が防げ、かかる医療費も抑えることができるということがわかっています。そこで歯科ではかかりつけ医としての役割が重視されるようになり、特に一定の条件を満たしている診療所は『か強診』としての認可を受けることができます。
しかしこの条件は非常に厳しく、『か強診』は全国約70000の歯科医院の約10%程度しか認可されていません(平成29年4月現在)。その条件を具体的に上げると、口腔内、外のバキューム装置がある、歯科衛生士が勤務している、AEDや血圧計等がある、感染予防体制ができている、近隣の医科と連携が取れている、様々な特定の診療実績がある、歯科校医や介護認定委員の経験がある、歯科医師が決められた研修を受けている---等々上げたら止まりません。このほとんどの条件を申請を更新する今年の3月までに満たし、最後に歯科医師の研修を3月に受講予定だったのですがコロナの影響で研修会が突然中止となってしまいました。これはびっくり仰天、動揺しましたが、厚生労働省より「受講できるようになったときで良い」と天の声をいただきほっと一安心しました。
今年の夏休みは海外旅行!
…と言っても本の話です。
昔から社会科は不得意でした。理由は暗記科目と言われていますように考えりゃなんとかなるではなく、知ってるか知らないか、しかも忘れてしまえば終わりな点ですね。大学入試も受験科目に社会科の無い数少ない大学を探して受けたほどです。高校のころから小説を読むのは好きでしたが社会科は苦手で、何年経っても変わらないだろうと思ってました。
しかし開業してある時、「日本人はどこから来たのだろう?」とか「日本人と南米の先住民はなぜ同じDNAを持つのか。」や「ハワイ人の祖先たちはどうやってあそこまでたどり着いたのか。」と言う難問に引き込まれいつの間にか20冊以上の関連書籍を読んでいました。よく考えるとこれらは社会科なんですね。なぜ面白いのでしょう。また数年前ブームだった池上彰さんの書籍(写真1)も流行にあおられ爆読みし結構楽かったのが実感でした。やっぱり興味ある世界の話題を歴史や政治、経済全てがからんだストーリーとして展開するから面白く読めたのだと思います。高校の時、地理、歴史、政治経済、倫社という分け方ではなく、民族の移動についてとか、宗教についてとか、世界の王朝の覇権についてとか、海洋民族と太平洋とかというテーマで歴史や地理を引き出してくれたらもっと楽しめたと思います。さすがに世界のお酒について、とかは無理でしょうけど…。写真2はこの夏外出自粛で読んでる世界史の本です。2時間では読めませんでしたが、バルタン星人の謎がマジで書かれています。
今はコロナのせいでTV番組のコンテンツは困窮していて、過去に放送した旅行番組が多くなっています。しかも南米、アフリカ、欧州、南極…とか簡単に行けそうもない地域を放送してくれます。昨夜はひとりキャンプで大ブレイク中のヒロシさんがレポートする『迷宮グルメ』で旅行気分を味わいました。TVと言えば明日は「半沢直樹」ですね。かなりクセの強い役者さんばかりですが、北大路欣也さんは別格です。先日渡哲也さんが亡くなられましたが、健さん、文太さんもいないし今や映画スターと言えば北大路さんくらいかもしれません。あんな重厚な頭取役なのにソフトバンクのお父さん犬の声もやってるなんて笑えます。