院長ブログ

2023-11-12 13:05:00

この広い芝生いっぱい

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天気の良かった10月の休日に、みちのく杜の湖畔公園に行ってきました。木々が点在し広大な敷地は花や芝生でいっぱいでした。都市にあるテーマパークのようにエレクトリックなアトラクションは無く、皆さんボール遊びやピクニックで弁当、子供たちは滑り台などの遊具で遊んでいるシンプルな公園です。しかし駐車場は100台以上は停まっているだろうなと思えるほど盛況でした。前は海で後ろは山のリス式海岸で育った自分としては、広い芝生の敷地が別の世界のように感じます。

 ところでこんな山に囲まれて木や花だらけだと、最近恐れられているクマが出現するのでは無いかと要らぬ心配しましたが、あまりに広すぎるのでそれはないだろうと思いつつもキョロキョロしてました。最近のクマは本来冬眠に備えて山の中だけで生きて行けるはずが、今年の猛暑でドングリの実とか餌が少なくなったため街へ出てくるのでしょうね。

いまだに不思議なのは動物が冬眠することですね。熊は冬眠中にエネルギーを節約するため、代謝を抑えて心拍数が普段50数回なのに10回くらいまで減少するそうです(驚)! すごいのは冬眠中に出産までするらしいです(驚々)‼

同じように人間でも素潜りで初めて水深100メートル以上潜ったジャック・マイヨール氏は、約5分間も潜水するそうですが、そのあいだ心拍数は37~8回まで下がったそうです。これは潜水中では息ができないわけですから、酸素の消費を抑えるための必然的な反応でしょうが人間業とは思えませんね。

先日、なんとなく診療中の自分の血圧は一体どれくらいなんだろうと思って、診療の合間に血圧を測ったら安静時より最高、最低とも約20、心拍数も10以上は高くなっていました。診療は神経集中、テンションmaxでやっていますから、当然といえば当然ですが、メンタルにも負担がかかるはずですから、時にはリラックスも必要だと思います。それで昔、メンタルが不調の人は、緑(木や草)のある所に連れて行けば改善する、という話を聞いたことがありますので、この日ばかりは血圧も心拍数もきっと下がったでしょう。

 ところで熊とジャック・マイヨール氏にはもう一つの共通点があって、それは何かといえば「ジャッ熊イヨール」です。