院長ブログ
真夏の食レポ
お盆は特に旅行に行くでもなく、仙台で用達をしたり外食しました。こんなに暑くては麺類が好きな自分としても熱いラーメンは無理なので冷たいそばをたべました。そばを食べに行ったお店は若林区六丁の目にある「草太」さんです。噂を聞いて初めて行きましたが、場所は広い道路に面したところではなく、入り組んだ住宅地の中にありました。看板はあるものの、店の作りはわざと作ったのかそういう家を買い取ったのか、瀬峰でもよく見る普通の民家仕様です(写真)。普通の形をした玄関の隣によくある屋根のかかった駐車場があり、そこに停めました。中に入ると右手には茶の間と奥に台所(厨房)、左手に廊下と縁側と広間に床の間があり、障子がないだけで「これでそば屋?」と思うほどの普通の民家でしたが席はすでに満席。ありふれた日常の設定なので、ソバは「中盛り」を頼んだところドカ盛りでした。注文した時、お店の女性が「中盛りは普通のおそばの3倍ぐらいですよ。」とニコニコしていましたが、お腹も空いていたので「そんなことないでしょ。大丈夫でーす。」と言ったものの、量がばく大(写真:メガネとの比較)で麺は太くしかも結構な硬さでしたので、入店した時は満席でしたが食べ終わるまで30分以上かかりお昼最後の客になってしまいました。その日は夜になっても満腹感は引かず、ビールとつまみで終わりました。
別の日は秋保温泉にあるドットーレというピッツア屋さんへ行きました。このお店も秋保温泉のホテル岩沼屋さん脇の細い道を進んだ狭い住宅地にあり、こんなところに誰が来るの?というばかりの民家(病院?)を改造したような中古の建物でした。しかし店に入ったら満席で、5組目の順番待ちで席が空いたら電話で知らせてくれるという超盛況ぶり。待つこと20分で入店でき、頼んだピッツアは写真にあるルッコラと生ハムモリモリのピッツアです(写真)。自分はイタリアンは好きで、ピッツアもよく食べますがここの生地は過去に食べたおいしいピッツア、ベスト5に入るほどの食感でした。見た目ほど大盛ではなくすんなりいただきましたが、車で行きましたのでビールで食べられなかったのが心残りでした。ここは秋保の山あいですのでセミがガンガン鳴いていてイタリアンの雰囲気はありませんでしたが、意表を突いたおいしさに感動して帰ってきました。ところでセミって夏の暑さに弱いそうです。「えーっ⁉ホンマかいな?矛盾してない?」と思いますが、今年は暑すぎてセミの出生数が少ないそうです。
それにしてもこの暑いのに人が集まりそうなところはどこもいっぱいでした。最近の米国は金利を上げても景気が良すぎ、コロナの反動もあって国民の消費意欲が半端ないそうです。先日、人気歌手テーラー・スウィフトさんの記録映画を見ましたが、先日のニュースでは米国でスウィフトさんがコンサートをやろうものならチケットはもちろんグッズや近くのホテルもみんな価格が暴騰し経済効果も半端なく、「スウィフト・フレーション」とも言われているようです。日本人もそこまでの消費意欲は無いようですが、マスクをしない人たちでごった返す今回の食レポを書いていますと、コロナが猛威を振るった頃の「ウツセミ」のような飲食店の姿には戻ってもらいたくないですね。