院長ブログ

2023-08-03 17:32:00

港町を渡る風

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  先日用事があって気仙沼に行ってきました。生家の前の岸壁に接岸する船はこの日は少なく、穏やかな海面でした(写真)。大島大橋ができて大島へのフェリーが廃止になり周辺の凋落を心配していましたが、今は観光船の発着所となっていて、これからは大島大橋と内湾橋見物の観光客で賑わってもらいたいと思います。

 そのあと日にちを空けずに仙台港のフェリー埠頭に遊びに行きました。そこに停泊していたのは苫小牧行きの「きそ」(写真)で、仙台から車両を何台も運ぶわけですから気仙沼のフェリーとは格段の大スケールです。どこかの高校生の体育会系の団体が乗り込んでいましたが、船の寝台で行く割には新幹線の運賃の半分ですから船の旅情も悪くありませんね。

 ところで同じ海でも「港町」と「埠頭」ではモチーフになる歌が違います。港町と言えば一世を風靡した森進一さんの「港町ブルース」、埠頭と言えばユーミンさんの「埠頭を渡る風」ですかね。もちろんユーミンの埠頭とは仙台ではなく晴海ですが。そもそも詞が「港町---」だと「流す涙で割る酒は だました男の味がする。」で、「埠頭---」は「悲しい夜は私をとなりにのせて」てな流れで、この男女関係の格差の大きさは一体何?と思いつつもどっちの曲も受け入れていた自分は何?と思いつつもその日は交互に動画を見て海のモチーフの違いに納得してました。