院長ブログ

2023-03-17 19:05:00

帰去来Ⅺ

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12日の日曜日は用事があって気仙沼に行きました。コロナ禍が始まってから全く行っていませんでしたのでほぼ3年ぶりでした。三陸縦貫道を利用しましたが、途中休憩で大谷のパーキングによりましたが東北自動車道と違って、上下線が同じパーキングを利用する仕組になっていました。そこの駐車スペースからはなんと広大な海が広がるシーサイドビュー(写真)が楽しめます。三陸海岸ならではの景観にやっと気仙沼に戻って来た実感がしました。

 すでに大島大橋はもちろん湾を跨ぐ気仙沼湾横断橋も稼働しており、車で行くにはかなり便利になりました。某局の朝の連続テレビ小説の影響もあり気仙沼人気は高まり、震災前以上に多くの観光客の皆さんにいらしてもらえそうです。

 ただ皮肉なことに大島大橋が開通したことにより、以前あった内湾の大島汽船の発着所付近の人通りは少なくなってしまいましたが、だいぶビジュアル的に整備されて(夜の写真)気仙沼湾のシンボルとして注目され続けると思います。自分が小学校の頃はその船着き場の空き地が毎日の遊び場で、学校の帰りにはその岸壁から海面に浮かぶ一升瓶や船舶用電球めがけてみんなで石を投げて粉砕して遊んでいました。それを見ていた船員さんに「海が浅くなるからやめろ!」とよく怒られましたが、今はそんなゴミはほとんど海に浮いていませんし道路にも砂利なんかありませんから、「きれいになったもんだな。」と時代の流れを感じたところでした。

しかし、たまたま前日は震災の日でしたが、震災により多くの古い建物が消滅し、最新の建物ができてはいますが空き地が目立ち、近代化しているのか過疎化しているのかよくわかりません。帰りは夜になりいつものホテル磯村(写真)の前を通りました。気仙沼を訪れてくれる観光客の皆さんは徐々に増えてきているようなので、もっともっと全国、全世界の皆さんに来てもらえるように祈りながら帰宅しました。