院長ブログ

2023-03-10 07:27:00

簡潔と冗長

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先日の休診日に健康診断(写真)に行ってきました。結果はまあまあでしたが、健診医の先生からはいつも通りの「せんせ、お忙しいでしょうが運動不足ですねぇ。」のお言葉。「はい、確かにおっしゃる通りです…。」と、これも毎回繰り返すデジャブ―。休みの日はなるべく屋外を歩く様にはしていますが、『毎日運動していますか?』の問診票には『していません』と記入するしかなく(写真)、『使わなければ筋肉って退化するんだろうなあ。』とこれも喉元すぎれば、の体たらく。どうしたって普段は治療に必要な最小限の筋肉しか使いませんからねぇ…。

 実は私は耳を動かすことができます!(写真)そんなことがなぜできるの?とお思いでしょうが、人間にはもともと耳を動かす筋肉と運動神経が備わっているようです。しかし多くの人はその筋肉の使い方を忘れているか知らないため動かせないらしいです。子供のころたまたま耳を動かせるようになりましたが、耳を動かすなんて普段は何の役にも立ちません。これまでの人生では子供のころ親戚が集まった時に、余興でやってチョー受けたことぐらいです。それに1回やって見せれば2回目はもうウケません。

 6日に行われた宮城県の高校入試の国語の問題で、設問中に「一見無駄なように見えてもいざというときに役立つという性質を冗長性という。」という文章がありました。さて耳を動かすこと(冗長)もいつかは役に立つのでしょうか。そんなことより同じ筋肉ばかり(簡潔)使うより、普段使わない手足の筋肉を動かさないと使い方を忘れるかも!