院長ブログ
現代の日本から海外へタイムスリップ
先日、宮城県美術館で開催されていた「ポンペイ特別展」を見に行ってきました。ポンペイは紀元前2世紀ころから栄えていた南イタリアの古代都市でしたが、北西にあるヴェスヴィオ火山の噴火によって紀元79年に「埋没」しました。現在は発掘作業が進み、古代史、美術史、文化史への影響は半端ないです。子供のころポンペイという地名は知っていましたが、(埋没しているので)どこにあるのかわかりませんでした。しかし中学の英語の教科書にヴェスヴィオ火山の噴火でポンペイという都市が消失した話が載っていましたので、「あー、なるほど。」と分かりました。一つの都市が噴火で一瞬にして埋没したわけですから、タイムカプセルそのもの。世界史が嫌いなくせに人間の歴史に興味がある自分としては願ってもない展覧会でした。自分が生まれる2000年も前にこんな暮らしをしていたんだと思っただけで展示物の前で固まってしまいました。
さて帰りはイタリア料理ではなく、和食にしようとお弁当屋さんに寄り弁当を買いました。テンション上がっていましたのでちょっと高めの弁当に『ポン』とお金を出して『ペイ』しましたが、「毎度ありがとうございます。」の声でその店をちょっと離れたたところで、「お弁当―!お忘れですよー!」と買った弁当を持たずに帰るところでした。買った記憶が『埋没』してました・・・。