院長ブログ

2022-03-07 16:13:00

氷瀑から北帰行へ

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 写真1は先週の病院通用口付近の植栽の様子です。この日はとても寒くて雨樋から流れた水が凍ってしまいまるで氷瀑みたいです。しかし早いもので今週は暖かくなり渡り鳥たちが北へ帰る北帰行の時期になりました(写真2)。

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氷瀑といえば北海道の層雲峡や日光の華厳の滝が有名ですが、自分が滝でイメージするのはむしろ石川さゆりさんが唄う「天城越え」に出てくる「浄蓮の滝」ですね。演歌というのは情念のメッセージで、こんな詞がちりばめられた「天城越え」は心に響きます。でももっとすごいと思うのは北原ミレイさんの「石狩挽歌」という歌で、詞はなかにし礼さん作詞ですが、これはほぼ文学ですね。こんな重厚な歌が演歌と言って昭和の時代には歌謡番組で普通に流れていたのですから、今どきの楽曲では考えられないです。それと北帰行とは渡り鳥が北へ帰ることを言うようですが、どうしても小林旭さんが唄った「北帰行」を連想してしまいます。やっぱり自分は演歌世代なので発想が演歌ですね。
 さて栗原市周辺の渡り鳥たちが北帰行で帰るのはシベリアのようですが、シベリアといえばいま国際紛争真っただ中にいるロシアです。なぜ国家のトップがあのような侵略行為を主導するのかよくわかりません。先日行われた宮城県の公立高校入試で、国語の漢文の問題文に「君能く清静ならば、百姓何ぞ安楽ならざるを得んや。」とありました。つまり「君主が心清らかであれば人民は安楽とならないわけがない。」ということですが、かの暴君にも読んでもらいたいですね。でも読んだところで漢文ですしプーチン(チンプン)漢文(カンプン)でしょうね。