院長ブログ

2021-06-24 12:16:00

歯科医師の使命㊸

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 16日は歯科校医を任されています栗原南中学校(写真1)へ歯科健診に行ってきました。栗原南中学校と言っても、旧瀬峰中学校と旧高清水中学校が統合されて新しく生まれ変わった学校です。全校生徒は200名弱で、この日は2回に分けた健診の2回目でした。昨年はコロナの影響で感染予防についての対策情報が全く乏しかったため、通常夏休み前に行うはずだったのが、年を越した寒い冬の時期に行いました。
 今回は例年通りの時期になりましたが、生徒さんたちには健診直前までマスク着用、順番待ち時は距離を置き、スピーディな行動をとってもらいました。健診側は完全武装でミラー、手袋は各人ごとに取り換えて行いました(写真2)。最近の栗原市では感染者が出ていませんが、至近距離での仕事なので緊張しました。健診での感想は、やはりコロナの影響で学内での歯磨きが大幅に制限されているせいか、虫歯はないけれども歯の汚れが目立つ生徒さんが多かったような気がします。
 近年児童の虫歯は減少傾向にありますが、成人になりますと歯周病が増加してきます。歯周病の原因は歯の汚れが蓄積し歯肉を弱めてしまうことが原因ですので、この年代から歯の汚れによって歯肉炎が増えてくると今後が心配ですね。それより騒ぎたい、しゃべりたい年ごろなのにそれを大幅に規制されていることにかわいそうだと同情するより、心身の成長に影響しないか心配ですね。はやく新型コロナの勢力がインフルエンザレベル以下まで落ちることを強く願います。