院長ブログ

2020-10-24 11:50:00

歯科医師の使命㊳

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 昨日は往診に行ってきました。往診は自分の車(写真1)でスタッフを伴い往診用の診療機器、器具を積んで主に昼休み時間に出かけます。
 今回の患者さんは、要介護で外出できませんが以前当医院に口腔ケアで長く通われてました。その後介護状態になり通院が途絶えてしまったので口腔内が心配でした。しかし春から往診に行ける様になり、寝たきりとは言え、お顔を拝見できお話もできますのでほっとしているところです。前にも書きましたが、かかりつけ歯科医が通院できなくなった患者さんのお宅(施設)にうかがうことで、重症化や介護度の上昇を防ぐことが可能です。 
 私がこの地で開業して今月で33年が経過しました。当時からのカルテは全て保管しており(写真2)、かかったことのある患者様なら過去の治療内容は全て照会できます。当時赤ちゃんだった患者様も今じゃ同じ赤ちゃんを持つお父さん、お母さんになってますし4世代にわたって診せていただいてるご家族も珍しくはありません。もちろん開業時から現在までずっと診ている患者様はたくさんいらっしゃいます。そう言う患者様が高齢となったりなんらかの事情で在宅となった時、長年口腔内を診ているかかりつけ歯科医がそこまで診に行けることはやはり理想ではないかと思います。
 歯科の往診はすでに一般的となっていますので、在宅となったらご相談ください。