院長ブログ

2020-03-07 23:54:00

青息吐息

20200307123734201.jpg

 新型肺炎の勢いが収まりません。その影響があらゆるところに及んでいます。
 我々の歯科医療にとっても深刻です。当医院では1月に中国で謎の肺炎が流行し、中国からの観光客が成田空港でマスクを買い占めたと言う情報が出たとき、とっさにSARSのことを思い出しマスクの長期使用分を発注しました。運良くすぐ入手できたものの、その1週間後には在庫はほぼ無く、入荷は未定という知らせが入り絶句しました。今も入手不可です。当面現状でやりくりできるかもしれませんが今後どうなるか、予想がつかず困った状況です。
 さらにSARSの時はマスクだけでしたが、今回は消毒用アルコールが不足してるのにはあ然としてます。SARSのときも手指消毒用のポンプ式アルコールはある程度不足しましたが、今回は医療用の消毒用アルコールまでが入手不可となっています。当医院では院内の器具や手指の消毒にはアルコールとウィルスに対して効果的なAP水(中性電解水)を併用してますので、アルコールが途絶えたとしても対応できますが、AP水は取り扱いが繊細なため我々の負担が増します。かと思えば我々が日常使用している医療用手袋(グローブ)までもが不足していると言うでは有りませんか。市井の感染症であらゆる医療がここまで脅かされるのは全く初めてではないでしょうか…。ほんとに驚きです。新型肺炎の一刻も早い収束を願っています。