院長ブログ
歯科医師の使命㉟
1月12日(日)は横浜市のパシフィコ横浜(写真1)で開催された、日本補綴歯科学会西関東支部学術大会(写真2)に参加してきました。今回は口演発表と補綴学会の専門医研修会(写真3)に出席してきました。私は日本補綴歯科学会より専門医の認定を受けていますが、これは更新制なので常に数多くの学会への参加や研修会の受講、学会での発表が義務付けられています。今回の研修会のテーマは「有床義歯の難症例を攻略する」、つまり『治療の難しい取り外しの入れ歯の患者さんへの対策』ということでした。近年はインプラントの普及に伴い、取り外しの入れ歯に頼らなくてもよい場合が劇的に増えました。しかしインプラント治療は費用が高額で、かみ合わせの問題などまだまだ不明な点が多く誰でも気軽にできるレベルまでは程遠い状況です。
逆に歯の寿命に比べ人の寿命も大幅に伸びているので、入れ歯の需要はまだまだ続きますし難易度もどんどん上がっているのが現状です。今回はこういう社会背景の中で歯科大学ではいったい何を考えているのかを知ることができたので、とても新鮮な気持ちになりました。
また同会場ではデンタルショーと言って、歯科関係のメーカーが集まり新しい歯科機器、材料を展示する催しが開催されていましたので、最新の機械をじっくり見ることもできました。歯科治療の舞台は言ってみれば野球のボール一個ほどの大きさのスペースです(つまり口の中)。けれどもそれにかかわる機械や材料は莫大な量や大きさのものが必要なわけですが、かえって歯科がいかに繊細で、細かい世界に集約されているのか感じさせられました。
さて横浜といえばDeNA ベイスターズ。ついこの間まで最下位の常連だったのに、最近はCSの常連です。筒香、今永、山崎なんて侍でも中心選手ですからリーグは違いますがあまり当たりたくないチームですね。ただ筒香選手はタンパベイに行くので今年はどうなるのでしょう。ブツブツ…。