院長ブログ

2019-12-21 21:59:00

七福神なのか宇宙神なのか

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  楽天の石井GMの手腕には一喜一憂させられます。去年はライオンズから浅村選手をFAで連れて来ました。優勝チームから最下位のチームに行くなんてと、かなり衝撃的な移籍でした。西武から帰ってきた絶大な人望を誇る渡辺直人選手や岸投手もいますが、石井GMが『将来を考えた時複数のチームを経験するのは大事だ』という説得が効いたらしく、ひょっとして彼にはカリスマ性が有るのでしょうかね。
 はじめは三木谷オーナーのお友達というだけで、かつて野村監督が新庄選手を『宇宙人』と呼んでましたが、石井GMは二代目の『宇宙人』でしたのでちゃんと仕事できるのかなと思いました。しかし浅村選手や変則フォームのブラッシュ選手、ブセニッツ投手と連れてきた新戦力が活躍し、おやっ?もしかしてと思った1年でした。石井GMの人脈は三木新監督はじめコーチはヤクルトから、選手は西武からと言われてましたが、今回ロッテから鈴木大地選手が来たのにはびっくり仰天!ロッテの鈴木といえば楽天で言うなら銀次選手あたりですから、すごいとしか言いようがないです。しかも西武では先発も抑えもできたメジャーリーガーの牧田投手と契約した時は、『え?マジで。』とびっくり。それだけではなくなんとロッテの涌井投手もつれてきたのには3度びっくり。牧田投手も涌井投手も西武にいた時に石井GMと一緒に活躍してましたけど、それだけで連れてこれるもんかねと感心しました。もっとも涌井投手は高卒1年目から辛抱して使ってくれた伊東監督を追っかけてロッテに移籍しましたが、井口監督に代わってからはさっぱりですので、こっちの石井GMを頼ったのでしょうかね。これだけの選手を集められるなんて石井GMはまさに楽天にとっては1人で七福神です。
 しかし…。
 先発3本柱の一角美馬投手を簡単に移籍させ、昨年の最下位から3位まで引き上げた平石監督はたった1年で実質クビでしたし(来年は前代未聞のホークス打撃コーチ就任!)、震災を乗り越えた楽天の顔ともいうべき嶋捕手も手放しました。こういうのは東北出身のファンがGMなら絶対ありえない編成だと思いますけど…。まあ相変わらずどこかマイペースな宇宙神(人)ですね。しかしヤンキースのマー君が嶋捕手のことを聞かれて言ったように、大リーグなんかチームの選手が頻繁に入れ替わるのは普通ですし、所詮プロ野球は結果オーライの実力の世界。来年の結果を待ちましょう。