院長ブログ

2019-10-05 21:34:00

医者の不養生、歯医者の…

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 昨日は当医院の休診日で健康診断に行ってきました。
 歯科治療が苦手だとおっしゃる患者様に話をお聞きすると、注射(麻酔)は嫌だが削るのは大丈夫、かとおもえば注射はいいけど削るのは苦手、とか様々です。健診といってもいろいろな検査がありますが、その中で私が最も苦手なのは採血です。自分の患者様には注射するとき、痛み自体はかなり抑えられますので『麻酔の液は苦いのでそれだけガマンしてくださいねえー。』と言いながら一日何回も注射をさせていただいてます。なのに採血直前に『人に言うのは簡単だけどなあ…。』とぼやき、『どうしましたか?』と看護師さんにつっこまれました。すると『皆さん採血が一番苦手なんですよねえ。』と丁重に言われ『そそそそ、そーでしょうね。』とうつろな返事をしてる間に、手際よく採血していただきましたが、相当なストレスでした。やはり注射は薬を体内に入れますが、採血は「血を取られる」感覚だからダメなんでしょうね。
 さて最後に検査結果の説明がありました。だいたい問題ありませんでしたが、一部の検査結果が昨年より若干落ちていました。担当の先生の話ですとその原因は、薄々感じていた通り「運動不足」みたいです。かつて20代のころはチョーきびしい部活のおかげで、体力と持久力だけは自信があり、いろんなスポーツも経験しました。でもそれはもう40年も前。その過信が運動不足と不養生につながってんでしょうね。
 ところでお医者さんの場合、検査結果を見て薬を処方したりすれば自分で病気を治せるでしょうが、歯医者は自分の口の中はどうやって直すと思いますか?歯石をとったりとれた銀歯を戻したりは経験的に自分でできます。歯科医師仲間ではなんと親知らずを自分で抜いたと豪語してる先生もいます。でも正直ほとんどの治療は自分では無理です。普通歯科医師は自分の最も信頼する知り合いの歯科医師に頼みます。よくその道のプロが選ぶその道のおいしいお店とかマスコミに出ますけれど、歯医者だってこの人に治してもらうなら安心だと思う歯科医に頼みます。(逆も言えますけど…。)
 私は大学時代からの親友で志波姫の小田島先生にお願いしています。でも彼も言ってましたが自分の歯の治療はいつでも後回しなんですよねえ…。