院長ブログ

2019-05-29 21:11:00

帰去来Ⅷ

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 19日の日曜日は親戚のお悔みで気仙沼に行ってきました。法事の会食は「網元の宿 和風ホテル磯村」で行われました。十分すぎるほどの海の幸を堪能し、故人を偲び思い出話に花を咲かせ終わったあとは、昨年のブログで紹介した屋上に皆さんと見学に行きました。周辺は昨年とやや異なり、区画整理された土地に少しずつ建物が建築中とか予定にあるとかの雰囲気が見て取れました。でもやはり目玉は大島大橋でしょう。真正面に見える大島の中央にはどでかいアーチの大橋、通称「鶴亀大橋」が威風を示しています(写真)。
 ご存知のように連休中の混雑は言うに及ばず、ここまでの来島者数はすでに年間のそれを上回ってしまったらしいです。はるか遠くに見えますが行き交う銀色に光る車の流れがはっきり見え、まるで東北自動車道じゃないのかと思わせるほどでした。しかし、今はこの鶴亀大橋が旬ですが、実はそんなのは始球式みたいなもんで、これからが本番なのは三陸自動車道をつなぐ気仙沼湾をまたぐ大橋の建設です。この日は磯村の屋上からその橋の支柱がはっきりと見えていました(同写真)。こんな遠くからあんなにでかく見えるなんて…、と驚くのもいいけど行ってみようと思い、さっそく車で近くまで行ってみました。
 およそ1Km近くまで行くとその巨大さがわかります。さらに直下まで到達すると、あまりの大きさに気仙沼史上最大の建造物ではないかとびっくり仰天です(写真)。桟橋に一基、湾の海上に一基できていました(写真)。その天空につきささるような姿は、SFや映画並みの迫力ですね。こういう構造ですと昔よく聞かされた「ジャックと豆の木」を思い出します。雲の上の世界に行くにはこれぐらい太い豆の木じゃないと無理でしょうね。それを切り倒すのはもっと無理ですが…。
 世の中の人工的な建造物について、今だに疑問なのは、超高層ビル建築で屋上にあったクレーンはどうやって撤去するのかと、新幹線のロングレール(1kmはあるでしょう)はどうやって工場から持ってくるのか、それと峡谷や海にかける橋はどうやって吊るすのか、です。ネットで調べれば数分でわかることですが、そういうことを考えるのはとても好きなので、眠れない時など延々と考えています。
 さて鶴亀大橋の景観だけでも見る人を圧倒しますが、この横断橋ができたらどんなにすごい迫力になるのでしょう。三陸道を利用するというよりこの橋を見にくるだけの観光客がたくさんくるでしょうね。期待してます。もし宿泊の際は「和風ホテル磯村」を利用していただくことも期待しています。