院長ブログ

2018-12-21 17:57:00

歯科医師の使命㉔

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 一昨日は歯科校医を任されています瀬峰中学校で、午後1時30分から約1時間にわたり歯科講話をしてきました。瀬峰中学校での歯科講話は年に一回行いますが、生徒さんが3年の在学中に歯のことを一通り知ってもらいたいので、3つのテーマに分けて毎年一つずつ話し、3年間で完結するようにしています。
 今回のテーマは毎年行う歯科健診の説明と、歯の構造、歯の病気の状態と原因についてなどをお話ししました。今から20年以上前、初めて歯科講話をしたころと比べ、当時は木造の老朽化した体育館にぎっしり詰まって聞いてもらっていましたが、今はきれいで大きな体育館に少子化の影響で当時の3分の1程の生徒さんなので、ちょっとがらんとした雰囲気でした。しかし講話を始めると下を向いたりよそ見する生徒さんは無く、講話が終了した後の質問の時間もたくさんの質問を積極的に発言してもらったので、私もテンション上がって回答させていただきました。やはり一方的に話してばかりいるよりどんどん突っ込んで来てもらえて、「しっかり聞いてんだ。」とうれしさをこの上なく感じました。
 また、今から20年以上前に瀬峰中学校の学校歯科医を拝命したころは、栗原市(当時は郡)や瀬峰(町)は県内でも虫歯の多い地域として有名で、栗原郡や瀬峰町の保健関係者と歯科医師会では頭を痛めていたものでした。しかし近年は県内の平均より優れた状況となっており、何はともあれ関係各所の皆さんの努力の成果だととも感じた一日でした。