院長ブログ

2018-11-25 17:56:00

てっぺんなのに床?

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 昨日は行きつけの床屋さんに行ってきました。このお店は手際よくカットしてくれて、料金もリーズナブルなのでヒマができればいつもここに行きます(写真)。どうしても床屋さんで髪を切ってもらっていると眠くなります。「チャキ、チャキ、チャキ」というハサミの音が眠気を呼ぶのでしょうね。担当してくれる店長さんとたくさん話しながら切ってもらいますが、だんだん眠くなるうえ髭剃りのため顔にタオルを載せられるとしゃべることも抑制されるので、朦朧としている中でいろんなことを考えてしまいます。
『……髪という人の体の中では一番てっぺんの部分を扱うのに、なぜ「床」屋なのだろう…。お相撲さんの髪結いさんも床山さんというではないか。昔から床屋のサインポールの赤と青の線がくるくる回ってるのは外科をやってた名残で動脈と静脈だっていうけれど、「臨床」とかって関係あるのだろうか。ううむわからん…。』なんて思いながらというか。
 ところでその床屋さんの近くにある駐車場の壁に落書きがあって、「生き物の数え方は食べないで残す部分をとってつける。牛や豚は頭を残すから頭、鳥は羽、魚は尾、人は名を残すから名という。」と書かれてました。へーそうなのか、なるほどねと変に納得しましたが、では Q.取り外しの義歯(入れ歯)はなんて数えると思いますか。
 答えは1床、2床です。義歯のピンクの顎の部分がいわゆる床に相当するからです。と思いながらも、店を出たら薄くなった毛髪の頭皮に急に来た寒波の突風を受け、ついさっきまでうたた寝したリラックスムードが吹っ飛んだ休日の朝でした。