院長ブログ
歯科医師の使命㉒
一昨日の22日は栗原市学校保健会のお招きで、児童の歯の健康について講演をしてまいりました。会場は栗原市金成のほたるホールで午後1時30分からでした。講演の演題は「歯の役割」と題して約一時間お話しさせていただきました。
主な内容としては
①昔と今の歯に対する認識の違い
②むし歯の成立は遺伝ではなく社会的、家庭的な環境によるものであること。
③歯の咬み合わせが運動能力に関わっていること
④歯周病の病態と歯周病が様々な全身疾患と関わっていること
⑤高齢者においては歯の有無や歯周病が要介護へ進行する大きなカギとなっていること
⑥学校における歯の外傷の例について
というものでした。
会場には学校保健会の会長、副会長先生はじめ、栗原市内の小中学校の保健主事の先生方、養護の先生方が多数参加していただいたので感謝しながら、緊張しつつも用意した内容をつつがなくお話しすることができました。少しでも児童の歯科の健康向上に役立っていただければと祈っております。
今回講演に伺った金成は、栗原市とはいえこれまで何度も車で通過したことはありましたが、用事で滞在したのは多分初めてです。今から何十年も前、北海道の今でいうJR北海道の帯広あたりの路線で『愛国』という駅から『幸福』という駅までの片道切符が話題となって全国的なブームとなりました。『愛の国から幸福へ』ということですから、カップルを中心に多くの人たちがこの切符を買い求めたのはまだ覚えています。今は観光地になってるらしいですけど。それに便乗してか、少し後に『金成』から『築館』までの宮交バスの切符がちょっとしたブームとなって飛ぶように売れた時期がありました。『金が成って館(いえ)を築く』という心でしょうけど、現実的過ぎてどういう方が買ったんでしょうね。
講演終了後、車で帰りましたが暑さがもの凄く(気温33度だったらしいです)、あまりの暑さにうんざりでしたがセミ達は大喜びでした。これでは『金成から瀬峰(セミの音)』ですね。