院長ブログ

2018-06-14 14:28:00

帰去来Ⅳ

201806142335069422.jpeg201806142335079345.jpeg201806142335084596.jpeg
 10日の日曜日はまた気仙沼に行ってきました。今回は自分にとって気仙沼では最も関係が深く、最高の将来を期待しているホテルを見に行ってきました(早い話私の親族が経営してます)。そのホテルは気仙沼幸町にある『網元の宿 ホテル磯村』です(写真)。と言ってもまだ営業しておらず、今年の8月初旬オープン予定だそうです。そうなんです。もともと数十年前から現在の開業場所の近くで営業をしていましたが、幸町と言えば気仙沼魚市場のすぐ近くで、震災による津波の被害をまともに受けてしまいました。あまりの朽ちた姿にオーナーは一時再建を断念しそうになりましたが、様々な方面からの協力と援助を得てなんとかリニューアルオープンすることができたそうです。
 既に建物は完成したので引き渡しはもう済んでおり、今は内装の飾りつけやソフトの構築、従業員の研修等でてんやわんやらしいです。すべてのフロアーを見せてもらいましたが新築なので木の香りが新鮮で「ほんとに新しいホテルなんだなあ」と実感しました。和室あり洋室あり、レストランは宿泊客専用で前のホテル当時絶賛されたスタイルを踏襲し、気仙沼ならではの海鮮中心の料理となるのでしょう。また、一般のホテルでは珍しく屋上にも出ることができて、海自体は見えませんがなんと大島の亀山が見えるではありませんか。そして評判の大島架橋のアーチがくっきり。さらに三陸縦貫道の今まさに気仙沼湾をまたごうかというところまで来た高架の道路まで見えました(写真)。これなら夏の夜、この屋上でビアガーデンやパーティをしてみたいもんだと期待してしまいました。特に8月は気仙沼みなと祭りが開催されますし、内湾では花火が打ち上げられますから宿泊のお客さんたちには喜ばれるでしょう。
 河北新報によりますと、2017年の気仙沼地区の観光客は前年比30%以上の増加があり、ほぼ震災前の水準に戻ったらしいです。もちろんもっともっと増加するようですのでホテル磯村もにぎわうことでしょう。ただその宮城県の観光客数は昨年ほぼすべての市町村で前年を上回った様ですが、唯一減少したのは我が栗原市だったそうです……。今日14日は岩手宮城内陸地震からちょうど10年目の日です。もうその影響は少なくなったと思いますがより多くの皆さんに栗原市に来てもらいたいですね。
 いずれにしても気仙沼に宿泊する機会のある方は是非予約されてみてはいかがでしょうか。