院長ブログ

2017-04-14 11:31:00

Over the Rainbow

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 一昨日の朝、栗駒山の方向に虹が出ていました。しかも低い位置だったのでよく言う『虹の架け橋』的な風景でしたので思わず見とれてプチ感動しました。
 虹は空気中の雨滴に光が当たりその屈折によって見える光学的現象です。見てる人とは角度的な位置関係にありますが距離的な位置関係にはないので、いくら虹の方向に向かって行っても触れることはできないのは言うまででもありません。昔子供のころ車でたまたま進行方向に虹が出たとき歓喜しましたが、進めども進めどもいっこうに近寄ることなくやがて消滅してしまったことでひどく落胆した思い出があります。また晴れた日に霧吹きを何度も思いっきり吹いて小さな虹を作りだしたものの、翌日耳下腺が腫れた記憶もあります。突然自然が作り出すこのダイナミックなショーには大人になった今でも足を止めさせられます。
 また、夏川りみの曲に『月の虹』という歌があります。月の虹とは月の光によってできる虹で、日本では沖縄県周辺で数年に一度ぐらいしか見れないらしく、通常の虹とは違い夜に見られ七色というより白色に近いらしいです。そしてこの虹を見た人には幸せが訪れれるという言い伝えがあります。それなら一体どんなものなのかぜひ見てみたいですね。
 かと思えば今日はあの熊本地震から1年です。人を感動させておきながら、どん底に突き落とすのもまた自然の力で、所詮人間がかなうわけはありません。しかし復興は人間の力で行うものですから、東日本も熊本も時折出現する虹を見て幸せが訪れるよう早く立ち直ってほしいですね。