院長ブログ
お茶のこころ
歯科医師の仕事をしていれば、必ず飲み物の話をします。むし歯を作らないようにするには甘い飲み物や炭酸は控えなければなりませんが、歯に良い飲み物だってあります。例えば乳製品には初期の虫歯を修復する成分が含まれており、牛乳は虫歯予防に良いとされています。あとはお茶です。お茶の効力はたくさんあって、お茶をよく飲む県民とそうでない県民を比較したところ、よく飲む県民の方が胃がんや高血圧の発生率が低かったという報告があります。大腸菌にも強くお茶をよく飲めば食中毒のリスクも下がるそうです。生の刺身を出すお寿司屋さんでお茶が出るのも理にかなっています。ウイルスにも強いらしくてお茶でうがいするとインフルエンザの予防に聞くという話を、以前ウイルス研究所の所長さんが言ってました。
自分としてはお茶は葉っぱから入れたお茶は好きですが、ペットボトルのお茶は『にがい、からい』でお酒ならいいはずなのにどうも苦手です。昔は『茶柱が立つ』なんて言葉もありましたが、今は急須ではなくお茶っ葉をすっかりこしてしまうのでめったに見ることはありません。なおさらペットボトルではほぼないでしょう。この日はお昼ご飯の後にお茶を飲みましたが、茶碗の底を見るとそこにはなんと細かいお茶っ葉でできたハートマークが…。『おおっ!これは茶柱どころではない!』と思い、左手で茶碗を持ったまま形を崩さないようにして右手でスマホを取り出し撮影したというわけです。