院長ブログ
2024-08-12 13:36:00
「熱帯夜、寝ていたいや。」
毎日暑いですが、夜は暑くて眠れないのではなく、オリンピックで眠れません。
メダル取れるはずだと思っていたら負けたり、逆に勝てるのかと思っていたらメダル取ったり。そのドラマ性はスポーツイベントとしてはナンバーワンですね。
東京オリンピックの時はリアルタイムで見れましたが、さすがに毎日午後11時くらいから始まるパリオリンピックの観戦はきついです。でも3日の土曜はLIVEで観ました。夜半の柔道団体戦決勝とフェンシング女子団体サーブル3位決定戦です。柔道はフランス相手で、SNSなどでも物凄く荒れた試合でしたね。日本人なら誰でも「それはねえだろ!」と叫びたくなるような色んな意味で欲求不満の残る試合でした。でも阿部選手も斉藤選手もよくやりました。次回は中立のロス開催ですから大丈夫でしょう。
柔道団体でテンションアゲアゲのところで次に直ぐフェンシング女子サーブル団体戦を観ました。とにかくフェンシングの得点は、あまりにプレーが高速すぎてテレビで見ててついていけません。しかもポイントのランプが両者にほぼ同時に点いたり、両者とも派手にガッツポーズしますので、「は?どっちのポイント?」となり、審判もVRで判定しますので結局画面の表示を見て初めてわかります。シーソーゲームの末僅差で日本が勝ったので、興奮したまま明け方まで寝れませんでした。
団体戦は個人戦の名誉と比べなんとなく選手にしてみたら入れ込み具合の熱量が低そうなイメージですが、体操男子団体を見た時は連帯のプレッシャー、責任、名誉、国民性が絡む極めてデリケートな種目だとわかりました。こっちが見てる分には一番熱狂しますし、メダルを取った選手の皆さんは喜んで笑ってますけど、そこまでには死ぬほど泣いてばかりだったんだろうなあと想像に難くありませんね。
ところで今回のフェンシングの日本は出ればメダル取れるみたいな強豪国でした。現在、日本フェンシング協会の会長は、日本はじめ西側諸国がボイコットしたあのモスクワオリンピック幻の代表だった千田健一君です。彼の息子さんもオリンピックのメダリストですが、そんな彼は私と高校の同級生です。一年生の時は同じクラスでしたが、高校総体ではレギュラーで団体戦に出場しなんと全国優勝しました。席が遠かったので休み時間にそばまでからかいに行ったことを覚えています。でもこんなに偉くなるんだったら「僕の同級生が歯医者やってまして---」とマスコミで流してくれたりするよう、もっと一緒に遊んだり写真を撮ったりしとけばよかったなあなんて、相変わらずせこい後悔をした明け方でもありました。